研究課題/領域番号 |
18K19727
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
村上 健太郎 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (00466731)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 朝食 / 昼食 / 夕食 / 間食 / 食品の組み合わせ / 食事の質 / 日本 / 疫学 / 食事調査 / 食べ合わせ / 妥当性 / 質問票 / 頻出アイテム集合マイニング |
研究成果の概要 |
本研究では、食品の組み合わせに関する質問票(food combination questionnaire; FCQ)を開発し、日本人成人2233人を対象として、食品の組み合わせと食事の質との関連を検討した。朝食・昼食・夕食において最も頻繁に登場した食品の組み合わせは「こめ、野菜類、無糖飲料」であった。朝食において観察されたこれらの食品の組み合わせは、朝食の質と一貫した正の関連を示した。やや弱いものの同様の正の関連が昼食においても観察された。一方、夕食における関連は一貫していなかった。結論として、FCQは日本人成人における食品の組み合わせの複雑性を捉えるのに有用である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、最も頻繁に摂取される食品の組み合わせは、朝食・昼食・夕食にいずれにおいても「こめ、野菜類、無糖飲料」で構成されていたが、これらごく一般的な食品の組み合わせと食事の質との関連は、各食事でかなり異なっている、ということが明らかになった。この研究は研究代表者が知る限り、食事の質と各食事における食品の組み合わせとの関連を包括的に検討した世界で最初の疫学研究である。今回開発された簡易食事調査法は、日本人成人における食品の組み合わせの複雑な性質を把握するのに役立つ可能性があるので、今後の研究での活用が期待される。
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