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天然油脂の構造を壊すことなく安定同位体ラベル化する手法の開発とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 18K19733
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関東京海洋大学

研究代表者

後藤 直宏  東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (60323854)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード油脂 / 脂肪酸 / 安定同位体ラベル化 / 体内動態 / 質量分析器 / トリアシルグリセロール / 安定同位体 / ラベル化 / 重水素 / 非破壊 / 代謝 / 天然物修飾 / 合成
研究成果の概要

油脂の主成分はグリセリンに脂肪酸が3つ結合をしたトリアシルグリセロール(TAG)である。機能性油脂として魚油、シソ 油などが知られているが、摂取した油脂由来の脂肪酸が体の組織に取り込まれているのかを確認する術はない。本研究では、TAGに結合している脂肪酸のα位炭素結合水素2つをTAG構造を破壊せず重水素ラベル化し、天然に存在する脂肪酸より分子量が2つ大きくなる方法を探索した。合成条件検討は、TAGであるトリオレインと重水素化メタノールを混合し、様々な種類の塩基性触媒および酸性触媒を加えて行った。合成確認は質量分析計を用いた。結果、TAGの構造を破壊することなく重水素化することは出来なかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で油脂の主成分であるトリアシルグリセロール(TAG)に結合している脂肪酸の分子量をTAGの構造を破壊することなく重水素で2つ大きくする方法を探索した。結果、試みたすべての合成条件でTAGの分子構造を破壊することなく重水素化することは出来なかった。この方法でTAGの分子量を増やすことが出来れば、例えば健康食品で話題のシソ油由来の脂肪酸が本当に体内に残り、保健機能を発揮しているかを質量分析器を用いて確認できたはずである。このように、イメージだけでなく本当に体内の組織に組み込まれ機能するかを確認する方法は存在せず、完成すれば混とんとした機能性油脂市場に確実な情報を与えることが出来たはずである。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-07-25   更新日: 2021-02-19  

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