研究課題/領域番号 |
18K19734
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
藤枝 重治 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (30238539)
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研究分担者 |
二之宮 貴裕 福井大学, 学術研究院医学系部門, 特別研究員 (30796199)
野口 恵美子 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40344882)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 花粉症 / 舌下免疫療法 / 細菌叢 / マイクロバイオーム / 花粉症治療 / 善玉菌 / スギ花粉症 / 鼻腔内細菌叢 / 嫌気性菌 / バイオマーカー / 機械学習 / アレルギー学 / 鼻科学 |
研究成果の概要 |
スギ舌下免疫患者105名の鼻腔の細菌叢を16S rRNAシークエンスで求め、舌下免疫療法の治療効果と検討した。スギ舌下免疫患者の鼻腔からは、Firmicutes、 Bacteroidetes、Proteobacteria、Unclassified、Fusobacteria 、Actinobacteria の順で検出できた。舌下免疫療法で効果の高かった群と効果のなかった群を比較検討すると、鼻腔内細菌叢に2種類の嫌気性菌が検出された患者では舌下免疫療法の効果が有意に高かった。以上の結果からこの2種類の嫌気性菌は鼻内善玉菌であることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2種類の嫌気性菌が、鼻内善玉菌であることが判明した。このことはこの2種類の菌を使った細菌カクテルの重要な成分であることを示している。しかしこれらが、どのような作用によって舌下免疫療法に相乗的な効果を認めるのかは、現在は不明である。これまで衛生仮説によって、TLR刺激が舌下免疫療法の治療効果に影響を及ぼすのかも知れないが、今後も検討していく必要がある。
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