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スキンカラーと生活習慣病の関連性、介在因子としてのメラニンの可能性

研究課題

研究課題/領域番号 18K19735
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関岐阜大学

研究代表者

永田 知里  岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (30283295)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワードスキンカラー / 生活習慣病 / 妥当性 / メラニン / インスリン抵抗性 / メラトニン / 疫学
研究成果の概要

自己申告用スキンカラースケールを作成、その妥当性を評価した。対象者101名に6段階の色からなるスケールより、日光暴露の影響を受ける手背と本来の肌の色を反映する上腕内側部について、それぞれ該当するカラーを選んでもらい、器機メグザメータによる測定値、メラニン指数と比較した。女性では良好な相関を示したが、男性では手背においてのみ良好であった。女性792名において上腕内側部のメラニン指数が高いとインスリン値、インスリン抵抗性、血中総コレステロール、中性脂肪、収縮期血圧、拡張期血圧が低かった。閉経前女性309名においてメラニン指数とレプチン値に負の関連性が認められたが、性ホルモン値との関連はなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

概して対象者数の多い疫学的研究には、このスケールによるスキンカラーの自己申告は有用と示されたが、男性を対象とした場合は注意を要する。また、生活習慣病のバイオマーカーの中でも特に糖尿病、メタボリックシンドローム、循環器疾患に関わるバイオマーカーがメラニン指数と関連を示したことから、スキンカラーがこれらの疾患に関与する可能性が認められた。この結果は、今後の疾患自体をアウトカムとした疫学研究、臨床研究への展開を促すものである。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] スキンカラー評価スケールの開発:自己申告による色の妥当性の検討2020

    • 著者名/発表者名
      中島 佑麻、山川 路代、和田 恵子、小多 沙知、水田 文、宇治 敬浩、永田 知里
    • 学会等名
      日本疫学会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2018-07-25   更新日: 2021-02-19  

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