研究課題/領域番号 |
18K19750
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京家政大学 |
研究代表者 |
鈴木 誠 東京家政大学, 健康科学部, 教授 (80554302)
|
研究分担者 |
田山 淳 長崎大学, 教育学部, 准教授 (10468324)
田中 悟志 浜松医科大学, 医学部, 教授 (10545867)
小川 豊太 (濱口豊太) 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (80296186)
鈴木 貴子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (60549343)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
|
キーワード | 脳刺激 / リハビリテーション / 行動学習 |
研究成果の概要 |
主動筋が収縮すると同時に拮抗筋が抑制される相反性抑制の機能は,円滑な運動を行うための重要な役割を果たしている.近年では感覚信号が一次運動野に到達するのに同期あるいは非同期させて一次運動野を刺激する連合性ペア刺激(PAS)によって疼痛なく非侵襲的に一次運動野の興奮性を向上あるいは低下させることが可能になってきている.しかし,同期性あるいは非同期性PASが主動筋および拮抗筋に投射する一次運動野の相反性抑制機能に及ぼす影響については統一した見解が得られていない.本研究では,同期性PASの後に主動筋に投射する一次運動野の興奮性が向上し,拮抗筋に投射する一次運動野の興奮性が低下することを明らかにした.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳血管障害やパーキンソン病などの脳疾患を有した患者では相反性抑制機能の障害によって円滑な運動が阻害されることが指摘されているものの,相反性抑制機能の障害に対する従来のリハビリテーションでは十分な成果が挙がっているとは言えない.感覚刺激と一次運動野の刺激を同期あるいは非同期させた連合性ペア刺激によって主動筋と拮抗筋に関する相反性抑制機能が同時かつ特異的に変化することを明らかにした本研究による成果は,連合性ペア刺激を応用した新たな行動介入法を開発するための重要な足掛かりになる.
|