研究課題/領域番号 |
18K19768
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 (2020) 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター (2018-2019) |
研究代表者 |
高橋 英幸 筑波大学, 体育系, 教授 (00292540)
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研究分担者 |
吉本 隆哉 皇學館大学, 教育学部, 助教 (20756465)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 磁気共鳴分光法 / リン酸化合物 / 大腰筋 / 筋線維組成 / 競技種目特異性 / 筋横断面積 / 磁気共鳴文光法 |
研究成果の概要 |
体幹深部組織のリン酸化合物含有量を測定可能なリン磁気共鳴分光法用の新たな検出コイルを作製するとともに、最適な測定プログラムおよび測定条件の検討を行った。その結果、約13分でデータ収集を可能とする測定システムを構築することができた。次に、開発したシステムを用いて、陸上競技短距離走者と長距離走者を対象とした測定を行った結果、大腰筋のリン酸化合物の相対的含有量が両者の間で違いのあることを見い出すことができた。以上のように、大腰筋を対象としたリン酸化合物含有量評価を行う上で、本研究で開発したシステムの有用性が示されたが、より正確な定量評価を行うためにはさらなる改良が必要となることが提起された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した、磁気共鳴分光法を用いたリン酸化合物含有量測定システムにより、これまで測定困難であった大腰筋をはじめとした生体深部組織の特性、特にリン酸化合物含有量や細胞内pHに関する情報を収集することが可能となり、深部組織の質的特性やその適応に関する新たな学術的知見を得る上で有用になると考えられる。さらに、本システムは、スポーツ・健康科学分野における深部骨格筋特性の評価のみではなく、医学分野における深部の骨格筋やその他の軟部組織におけるエネルギー代謝の視点からの臨床診断において活用されることも期待できる。
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