研究課題/領域番号 |
18K19791
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分60:情報科学、情報工学およびその関連分野
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
梶川 嘉延 関西大学, システム理工学部, 教授 (30268312)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 耳認証 / 個人認証 / バイオメトリクス認証 / 機械学習 / 音響時系列データ / 耳介伝達関数 / スマートホン / バイオメトリクス / 人工知能 / ディープラーニング |
研究成果の概要 |
生体認証技術が普及し、指紋認証と顔認証が現在では主流となっている。これらと同等の認証率を達成できる他の生体情報による認証技術の確立は今後のさらなる情報サービスの拡充により必要不可欠である。ここで、ヒトの耳介についてもヒトそれぞれに形状の違いによる特徴があり、個人認証の研究対象になっている。これまでにも、耳介の音響伝達関数を利用した認証システムが研究されているが、認証装置の位置が認証の度に変動するため、認証精度が低下することが問題視されてきた。そこで本研究では、耳介伝達関数を用いたマルチモーダル個人認証ならびに音響時系列データを用いたシングルモーダル個人認証を提案し、その有効性を検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体認証を使用するには,利用者個人の生体情報を提供する必要がある.現在主流の生体認証は指紋認証や顔認証だが,これらは使用する生体情報のプライバシー性が高く,生体情報の提供に抵抗感がある.そこで,本研究では,耳介と音響信号を用いる個人認証システムを提案している.これらを用いることで,目に見えない情報を用いて認証が可能なため,提供する情報のプライバシー性を下げて生体認証を使用することが可能になる.したがって,医療施設や介護施設における個人認証などプライバシー保護が重要な施設への導入や,スマートホンなどの情報端末への導入が期待される.
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