研究課題/領域番号 |
18K19817
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分61:人間情報学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岩井 大輔 大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (90504837)
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研究分担者 |
加嶋 健司 京都大学, 情報学研究科, 准教授 (60401551)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | プロジェクションマッピング / 輻輳調節矛盾 / 焦点可変レンズ / 高速プロジェクタ / 拡張現実感 |
研究成果の概要 |
本研究課題は、両目に異なる投影像を提示して立体像を提示する立体プロジェクションマッピングにおける輻輳調節矛盾を解消し、正確な奥行きのコンピュータグラフィクスを提示することを目的とした。研究期間において、ユーザが装着するメガネ型光学系の焦点距離変調により、実空間の投影面の虚像を提示立体像の奥行きへと移動させ、同期してプロジェクタより立体像を投影表示する技法を開発した。さらに、被験者実験を実施し、この技術によって輻輳調節矛盾が解消され、正確な奥行きを提示できることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
立体プロジェクションマッピング (PM) では、身の回りの様々な実物の上に、三次元のコンピュータグラフィクス (CG) を奥行きをともなって表現できることが可能である。一方、輻輳調節矛盾と呼ばれる、人の視覚が利用する奥行き手がかりの不一致により、立体PMが提示するCGの奥行きを観察者が正しく知覚できない、という問題があった。本研究課題では、電気式焦点可変レンズと呼ばれる特殊なレンズをメガネとして用いることでこの問題を解決した。この研究成果は、現実空間に立体的なバーチャルアバターを浮かび上がらせるといった、様々な拡張現実アプリケーションの社会展開を後押しすると考えている。
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