研究課題/領域番号 |
18K19831
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分62:応用情報学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
鈴木 勇輝 東北大学, 学際科学フロンティア研究所, 助教 (50636066)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | DNAナノテクノロジー / DNAオリガミ / 脂質膜 / 原子間力顕微鏡 / 自己集合化 / 自己組織化 / 膜ドメイン / 分子デザイン / 相分離 |
研究成果の概要 |
脂質膜を人工的に作製し,操作する技術は,生体膜を反応場とした生命現象を再構成的に理解し,制御するために不可欠なものである.脂質膜は膜内における分子の拡散を可能とするだけでなく,膜ドメインの形成を通して,膜タンパクの機能に積極的に関わっていることが示唆されている.本研究では,DNAオリガミナノ構造体を介して,このような膜ドメインを人工的に創りだし,そのナノスケール形状を自在にデザインする技術の開発に挑戦した。さまざまな形状のDNAオリガミを人工脂質膜上で二次元自己集合化させることで,平坦な脂質膜面をさまざまな形状のナノスケールドメインへと区画化することに成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人工的に再構成した脂質二重膜は生体膜反応に関わる脂質やタンパク質の挙動を解析するためのモデルシステムとなるだけでなく,生体適合界面としても利用されており,その表面のプロセシング及び機能付加は新規バイオデバイス・バイオマテリアルの創成につながると期待される.DNAによって仕切られた脂質膜のナノドメインは,膜タンパク質をはじめとしたさまざまな分子をデザインした周期で配列化するために利用できるほか,それらの分子の空間的配置や局所的な密度を精密制御するための基盤技術としても応用が期待できる.
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