研究課題/領域番号 |
18K19833
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分62:応用情報学およびその関連分野
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研究機関 | 千葉商科大学 |
研究代表者 |
寺野 隆雄 千葉商科大学, 基盤教育機構, 教授 (20227523)
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研究分担者 |
倉橋 節也 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 教授 (40431663)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | エージェントベースモデリング / 計算考古学 / 計算歴史学 / 大規模計算 / 最適化 / シミュレーション / 人工知能 / エージェントモデリング / エージェント・ベース・モデリング / 計算社会科学 / 歴史学 / 考古学 |
研究成果の概要 |
歴史学・考古学の研究を進める際には、数少ない史料・資料をもとに、さまざまな考察を行い、仮説を設定する作業が必要となる。これはきわめて属人的な要素が強い作業であり、AIをはじめとする最先端の情報技術によって飛躍的な発展の可能性がある。 本研究では、これにエージェントにモデルに基づく計算主導型の方法論を導入して、情報科学者と人文科学者とが協調して研究を進められるような、新たな学際領域としての計算歴史学・考古学の構築をはかった。そして、知能情報学の観点からエージェントシミュレーションの新たな手法の開発を行い、複数の国際会議、と内外の論文誌に発表した。また、考古学分野でも主要な知見を発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、歴史学・考古学の研究にエージェントモデルに基づく計算機主導型の方法論を提案した。すなわち、歴史的・考古的情報をもとに、モデルのパラメタを変化させ、計算機シミュレーションによって、複数かつ多様な仮説を生成して、その妥当性を既存情報との照合によって確認する手法を導入した。 これは、情報科学の観点からは、非線形な複雑系のパラメタを最適化するという手法であり、大規模計算システムの利用という点においても、情報科学の適用拡大の意味で新規性・発展性が高い。本提案では、これを情報科学研究者・人文科学専門家が使いやすい形で方法論にまとめ、歴史仮説と地理情報を統合した意思決定支援への可能性を示した。
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