研究課題/領域番号 |
18K19836
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分62:応用情報学およびその関連分野
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
柏原 昭博 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (10243263)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 学習支援システム / プレゼンテーションロボット / プレゼンテーション動作モデル / 代講 / セルフレビュー / ロボット講義 / プレゼンテーションスキル |
研究成果の概要 |
大学での講義や研究活動におけるプレゼンテーションの非言語動作をモデルベースに診断・再構成する方法を開発し、人型ロボットに代講させるシステムを実現した。また、ロボットによるプレゼンテーション動作のセルフレビューを通してプレゼンタのスキル向上を支援する環境を構築した。評価実験の結果、ロボットが学習者の注意を喚起・誘導・維持するような非言語動作を遂行でき、講義内容の理解を促進することを実証した。また、ロボットによるプレゼンテーションが学習者のセルフレビューにおける気づきを高める可能性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
知識社会において、新しい知識やアイデアの創出だけでなく,その意義や価値を伝えるプレゼンテーション遂行スキルは極めて重要であるが、プレゼンテーションにおいて必要な非言語動作を見極める試みは見られない。本研究では、聴衆の注意制御・理解促進動作に着目してプレゼンテーション動作モデルをデザインする点に学術的意義があり、モデルベースにプレゼンタの動作を診断・再構成することができる。開発したプレゼンテーションロボットシステムは、プレゼンタの個性や特徴を維持しつつ、代講の質を一定水準に保持できる。また、モデルに基づくロボット代講技術は、プレゼンタのスキル向上支援にも資するもので、非常に有意義といえる。
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