研究課題/領域番号 |
18K19845
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分62:応用情報学およびその関連分野
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研究機関 | 国立情報学研究所 |
研究代表者 |
中村 太一 国立情報学研究所, 先端ソフトウェア工学・国際研究センター, 特任教授 (60386761)
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研究分担者 |
土肥 拓生 国立情報学研究所, 先端ソフトウェア工学・国際研究センター, 特任准教授 (10724031)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | プロジェクトマネジメント / アジャイル開発 / システムダイナミックスモデル / ロールプレイ演習 / 正統的周辺参加の学習論 / プラクティス / マネジメント / 正統的周辺参加学習理論 / マネジメント教育 / 待ち行列ネットワークモデル |
研究成果の概要 |
本研究では,正統的周辺参加の学習論に基づくロールプレイ演習(以下RP演習)により,アジャイル開発チームメンバ,プロダクトオーナー,ファシリテーターに必要なマネジメントスキルを修得する教育方法を提案する.最初にRP演習で学習者が疑似体験するシナリオを開発するため,アジャイルソフトウェア開発の生産性阻害要因とその回避策であるプラクティスとの関係をシステムダイナミックスモデルと待行列モデルで表した.次に仮想の履修登録システム開発プロジェクトの文脈のトピックを実装したシナリオを開発した.そのシナリオのRP演習で,学習者が座学の脱文脈化された知識を実務で活用できるようにする教育方法の有効性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2107年10月,PMIからPMBOK; Guide Sixth Edition とAgile Practice Guideが刊行され,顧客の要求が確定している下で費用とリリース時期を遵守するマネジメントと顧客が求める価値を繰り返し提供し続けるアジャイル開発のマネジメントの関係が記述されているが,二つのマネジメントの使い分けについて確定した知見はない.このような状況に鑑み,本研究の成果を実装したロールプレイ演習で,学習者個々人がマネジメントの実務においてアジャイル開発と伝統的な開発のマネジメントを使い分ける能力を涵養できる学習環境を提供する意義は大きい.
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