研究課題/領域番号 |
18K19847
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分63:環境解析評価およびその関連分野
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
石塚 真由美 北海道大学, 獣医学研究院, 教授 (50332474)
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研究分担者 |
池中 良徳 北海道大学, 獣医学研究院, 准教授 (40543509)
中山 翔太 北海道大学, 獣医学研究院, 助教 (90647629)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 殺鼠剤 / シトクロムP450 / ビタミンKエポキシド還元酵素 / 野生齧歯類 / ラット / 抵抗性 |
研究成果の概要 |
現在、殺鼠剤による猛禽類への二次被害が頻発している。このため、殺鼠剤抵抗性ラットに有効かつ安全な駆除方策は存在しない。これは抵抗獲得機序に対する研究の不足と野生動物における感受性評価法の欠如が原因である。本研究では、殺鼠剤抵抗性の獲得の原因を明らかにし、殺鼠剤の開発や非対象生物種への保全に資するデータを得ることを目的とした。本研究により、野生齧歯類の殺鼠剤への抵抗性の原因として、ビタミンKエポキシド還元酵素の結合ポケット内外の変異が抵抗性獲得に寄与する事を実証した他、NADPH産生の向上とそれに伴うシトクロムP450による殺鼠剤代謝能の活性化という新しい抵抗性獲得機序が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内で発生している野生齧歯類の殺鼠剤抵抗性の原因について、ビタミンKエポキシド還元酵素(VKOR)と殺鼠剤との親和性の低下のほか、電子伝達系の変化によるシトクロムP450の活性上昇という新しいメカニズムを提唱した。現在、世界中で殺鼠剤の非対象生物への毒性が問題となっているが、本研究は新規殺鼠剤の新規開発にも資するものであり、また、非対象生物のリスクアセスメントのクライテリアにも貢献することができる。
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