研究課題/領域番号 |
18K19850
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分63:環境解析評価およびその関連分野
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
服部 祥平 東京工業大学, 物質理工学院, 研究員 (70700152)
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研究分担者 |
竹内 望 千葉大学, 大学院理学研究院, 教授 (30353452)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 窒素循環 / 三酸素同位体組成 / 氷河 / 暗色化 / 硝酸 / 硝化 / 脱窒 / アルベド / クリオコナイト |
研究成果の概要 |
本研究では硝酸の三酸素同位体組成を用いて氷河生態系における窒素循環を検出することを目的とした。三酸素同位体組成は大気由来硝酸のみ特異的に26‰程度と高い値を持つため、大気由来硝酸と硝化由来硝酸を区別することが可能である。アジアの氷河の硝酸の三酸素同位体組成の分析から、氷河内部において硝化反応が生じていることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
氷河の暗色化は2000年以降になって現れ始めた新しい現象であり、近年その重要性の認知とともに研究が発展している。このため、その要因となる氷河微生物及び氷河生態系の維持に必要な制限要因の理解は今後の氷河暗色化の予測には必須である。その一つの有力な候補が窒素であり、本研究は、これまでほとんど研究のない氷河生態系の窒素循環を、独自の安定同位体分析手法によって明らかとした。
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