研究課題/領域番号 |
18K19863
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分63:環境解析評価およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
長島 佳菜 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(地球表層システム研究センター), 副主任研究員 (90426289)
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研究分担者 |
杉江 恒二 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(地球表層システム研究センター), 研究員 (00555261)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | カソードルミネッセンス / 珪藻殻 / 鉄 / アルミニウム / 微量元素 / 珪藻 / 手法開発 / 古気候 |
研究成果の概要 |
海底堆積物に含まれる珪質プランクトン(珪藻,放散虫等)の殻は,過去の気候の記録媒体として期待されているが,非晶質で薄く繊細な構造を持つため,研究が遅れている。本課題では,物質に電子線を照射した際に生じる発光現象であるカソードルミネッセンス(CL)分析を珪藻殻に応用し,海洋環境(特に,高栄養塩低クロロフィル(HNLC)海域において基礎生産の制限要因となる鉄の濃度)と珪藻殻のCLスペクトルの関係を,培養実験および様々な海域で採取した珪藻殻のCL分析に基づき検証した。その結果,生息海水中の溶存鉄濃度に応じて,珪藻殻のCLスペクトルが異なることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題では,物質に電子線を照射した際に生じる発光現象であるカソードルミネッセンス(CL)分析を珪藻殻に世界で初めて応用し,海洋環境(特に,海洋の基礎生産に必須の栄養素である“鉄”の濃度)と珪藻殻のCLスペクトルの関係を,培養実験および様々な海域で採取した珪藻殻のCL分析に基づき検証した。その結果,珪藻殻のCLスペクトルが,生息海水中の溶存鉄濃度によって異なることが分かった。
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