研究課題/領域番号 |
18K19866
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分64:環境保全対策およびその関連分野
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
松井 佳彦 北海道大学, 大学院工学研究院, 教授 (00173790)
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研究分担者 |
白崎 伸隆 北海道大学, 工学研究院, 准教授 (60604692)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 土木環境システム / 環境技術 / 環境材料 / 反応・分離工学 / 水資源 / 土木環境工学 |
研究成果の概要 |
浄水における膜ろ過ではろ過とともに膜がファウリングし,透水性が低下する.本研究では,膜内部のどこでファウリングが生じているかを検討するために,ファウリングした膜に,重水を通水し,ファウリング物質を重水素でラベル化し,同位体顕微鏡システムを用いて観察した.しかし,安定的な結果は得られなかった.重水素置換の安定性に問題があったと思われる.そこで,15Nでラベル化したEfOM(排水有機物)の観察を試みた.EfOMを吸着した活性炭の15N/14N比は十分に高く,活性炭粒内の分布も観察された.15Nでラベル化したEfOMを用いれば,膜ファウリングの観察が可能と思われる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水問題への適応策となる基幹水質変換技術として、膜分離技術、特に凝集などとの組み合わせによる処理全体の高効率と省エネルギー化を目指した新浄水処理法の研究が世界中で活発に行われている.膜分離の最大の課題は,ろ過にともない膜が汚れ(ファウリング),膜ろ過抵抗が増大することである.この研究では膜のどこの部分が汚れてくるのかを,重水素でラベル化し,同位体顕微鏡システムを用いて調べた.しかし,安定的な結果は得られなかった.重水素置換の安定性に問題があったと思われる.そこで,同位体窒素でラベル化した排水有機物を用いることを検討した.活性炭では観察がうまくいったので,膜でも観察と思われた.
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