研究課題/領域番号 |
18K19873
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分64:環境保全対策およびその関連分野
|
研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
幡本 将史 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (20524185)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 廃水処理 / メタン / 微生物 / 嫌気共生細菌 / 導電性物質 / アーキア / 担体 / 嫌気性微生物 / 脱窒 / 電子伝達 / 嫌気共生 |
研究成果の概要 |
ポリビニルアルコール製の微生物増殖担体に導電性物質を混合する事で、担体に保持されるメタン生成古細菌や嫌気共生細菌の存在割合が大幅に増加した。この担体を使う事で、分離培養が難しい脂肪酸分解細菌を効率的に培養することが可能となった。また、本担体に保持された微生物のみを植種源とした培養も可能であった。嫌気性メタン酸化脱窒微生物の培養では分離膜を用いたメタン供給を実施したが、気相中に直接メタンを供給する方式のほうがより適しているという事がわかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微生物増殖担体に導電性物質を混合するだけという非常に簡単な方法でメタン発酵の鍵となるメタン生成古細菌や嫌気共生細菌を効率的に担体に保持できるため、メタン発酵法の安定化に貢献できる技術である。また嫌気性微生物の新しい培養方法としても活用できる成果であり、学術的意義も非常に高い。また嫌気性メタン酸化脱窒微生物の培養では基質であるメタンの供給方法が鍵であることがわかり、今後の研究開発の方向性の一つとなりうる。
|