研究課題/領域番号 |
18K19880
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分64:環境保全対策およびその関連分野
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研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
宮田 直幸 秋田県立大学, 生物資源科学部, 教授 (20285191)
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研究分担者 |
岡野 邦宏 秋田県立大学, 生物資源科学部, 助教 (30455927)
藤林 恵 九州大学, 工学研究院, 助教 (70552397)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 坑廃水 / マンガン酸化細菌 / バーネス鉱 / 亜鉛 / ウッドルフ鉱 / 重金属除去 / マンガン酸化物 / マンガン酸化菌 |
研究成果の概要 |
坑廃水中で進行する生物学的マンガン酸化プロセスを解明することを目的とした。比較的高濃度のマンガンと亜鉛を含有し、有機物を殆ど含まない坑廃水において、マンガン酸化細菌の寄与によりバーネス鉱またはウッドルッフ鉱が生成していることが示された。このマンガン酸化微生物系を用いて模擬坑廃水の処理を試みた結果、有機物無添加条件でも両金属とも十分に除去可能であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マンガン酸化細菌を活用した廃水処理技術の開発が進められているが、マンガン酸化細菌は従属栄養性であり、有機性基質を供給する必要がある。本研究では有機物含量の低い坑廃水中でマンガン酸化が進行していることに着目して研究を行い、有機物無添加条件でもマンガン含有廃水を十分に処理可能であることを示した。マンガン酸化細菌の新しい応用技術を示した内容で波及効果も見込めるため、学術的、社会的意義は大きいといえる。
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