研究課題/領域番号 |
18K19881
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分64:環境保全対策およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高塚 由美子 京都大学, エネルギー理工学研究所, 特定准教授 (70570810)
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研究分担者 |
原 富次郎 京都大学, エネルギー理工学研究所, 特定教授 (70616193)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ポリ塩化ビフェニル / 還元的脱塩素化酵素 / 遺伝子組換え細菌 / ビタミンB12 / Dehalococcoides / ポリ塩化ビフェニル類 / 新機能性酵素 / 好気条件下 / 金属結合型ビタミンB12 |
研究成果の概要 |
ポリ塩化ビフェニル類(PCBs)の微生物浄化技術への活用が望まれる「嫌気下での還元的脱塩素化反応」を「好気下で実現する」世界初の革新的な生物触媒の創出を目的に、偏性嫌気性細菌のPCBs脱塩素化酵素を発現する遺伝子組換え細菌株を作製した。また、脱塩素反応の至適条件調査のために作製した、汚染原位置地下水にPCBsを添加した嫌気的モデルにおいて、PCBs濃度の顕著な減衰と2種類の脱塩素化細菌の存在を検出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「高塩素型PCBsを好気的条件下で脱塩素化する新機能酵素の創出」は極めて挑戦的であり、国際的なPCBs浄化に喫緊な需要ある技術である。活性を示した遺伝子組換えPCBs脱塩素酵素の報告はまだ無く、本研究課題で作製した組換え酵素の反応を最適化し、さらに大気下で還元的脱塩素化を実現する新機能酵素を創生できれば、酸化的ビフェニル分解酵素群との併活用により、これまでにない効果的な手法で生物浄化技術にパラダイムシフトを起こすと期待できる。
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