研究課題/領域番号 |
18K19882
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分64:環境保全対策およびその関連分野
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
徳本 勇人 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 講師 (70405348)
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研究分担者 |
吉原 静恵 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (20382236)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 酸化亜鉛ナノ粒子 / 光合成生物 / 葉緑体 / ナノ粒子 |
研究成果の概要 |
CO2を固定化し、低炭素化に貢献できる光合成生物の高成長を金属ナノ粒子をミネラル源として誘導することに成功した。ナノZnO粒子を脱分化細胞である植物のカルス、藻類に暴露すると、光合成反応を担うクロロフィルタンパク質が植物細胞内で高生産されることを明らかにし、ミネラル吸収の主役である植物の根でも同様の高成長を誘導することに成功した。本研究成果により、油生産や浄水プロセスに用いられる藻類、植物工場作物等の光合成生物に、高いCO2固定能を付与できるバイオプロセスの創出につながる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光合成生物は、生育環境中で溶解した金属イオンをミネラルとして吸収し、光合成により有機物を生産してライフサイクルが達成される。本研究では、金属ナノ粒子をミネラル源とすると、その溶解速度が光合成生物の吸収速度に合致させやすいことを見出した。従来の施肥では、余剰ののミネラルが、生育を阻害したり、地下水汚染源となることがあったが、本研究の成果により、光合成生物を用いたバイオプロセスを、金属ナノ粒子の採用により最適化することが可能になったと言える。
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