研究課題/領域番号 |
18K19884
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分64:環境保全対策およびその関連分野
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研究機関 | 有明工業高等専門学校 |
研究代表者 |
冨永 伸明 有明工業高等専門学校, 創造工学科, 教授 (30227631)
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研究分担者 |
平野 将司 熊本高等専門学校, 拠点化プロジェクト系先端研究コアグループ, 准教授 (20554471)
石橋 弘志 愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (90403857)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | AOP / 有機フッ素化合物 / メダカ胚 / 高電界パルス / メダカ / 高電界パルスパワー / PPAR |
研究成果の概要 |
AOPを環境毒性学の取り入れるための基盤となる試行的な研究をメダカおよび有機フッ素化合物をモデルとして行った.化学物質暴露のメダカの発生に対する影響をin silico,in vitro,in vivo系で評価した結果,有機フッ素化合物は親和性を持つ特異的なレセプターに作用する可能性があり,細胞に対する急性毒性は低いが,細胞内の多くの遺伝子の発現に影響し,発生に悪影響を及ぼし,奇形を引き起こすことが明らかになり,そのメカニズムを基にしたAOPの構築が環境化学物質の生体影響評価および管理に有用であることを示すことができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代社会生活に化学物質は切り離せない.実際に使用され,環境中に放出される化学物質は増大する一方であるが,ほとんど生物影響評価がされていない.毒性影響に関連した毒性発現メカニズムから評価し,数百のパスウエイに分類・評価・管理する方向に向かっている.本研究で得られた成果は,環境化学物質の発生影響が分子,遺伝子発現,形態レベルで評価可能であることを示すものであり,環境毒性学においてもAOPによる評価・管理が有効であることを示すものである.
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