研究課題/領域番号 |
18K19885
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分64:環境保全対策およびその関連分野
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研究機関 | 北九州工業高等専門学校 |
研究代表者 |
山本 洋司 北九州工業高等専門学校, 生産デザイン工学科, 教授 (50707453)
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研究分担者 |
橘 武史 北九州工業高等専門学校, 生産デザイン工学科, 特命教授 (50179719)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 環境負荷低減 / 亜酸化窒素 / 分解発熱 / ガスタービン |
研究成果の概要 |
本研究では、ガスタービンの作動ガスに亜酸化窒素(N2O)を用い、N2Oの分解発熱を利用して、燃料を全く或いは殆ど使用せずにガスタービンを駆動させることのできる極低環境負荷型N2O多段ガスタービンシステム実現へ向けて挑戦した。 N2Oを定容分解させると、圧力の急上昇が得られ、また、流路にヒーターを配置した反応器では流動中のN2Oを分解させることを実験的に確認することができた。このことのより、N2Oがガスタービンを含む熱機関の作動ガスとして使用できる可能性を示せた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
燃焼機器の作動に伴う温暖化ガス排出の割合は重大で、発電機等に用いられるガスタービンもその例外ではない。燃料を用いずN2Oのみでガスタービン等の熱機関を駆動させることができれば、排出ガスは酸素と窒素なので、炭化水素系燃料の燃焼で問題となっている二酸化炭素や汚染排出物質がゼロとなり、安全性も高い。この技術が確立されると、環境、エネルギー問題解決方法や安全対策に関する有望な選択肢が一つ増えることとなる。
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