研究課題/領域番号 |
18K19896
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
西澤 松彦 東北大学, 工学研究科, 教授 (20273592)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 表皮電位 / バリア機能 / 皮膚電位 |
研究成果の概要 |
本研究では、「表皮電位」を刺激応答の最中に計測するin-situ技術の開発に挑戦した。開発した表皮電位の計測プローブは、テルモ無痛針をガイドに利用した「マイクロ塩橋」によって皮膚下 への低侵襲な電極配置を実現しており、皮膚局所の表皮電位を計測可能なプローブ型デバイスとしたものである。このプローブを用いて、光刺激・機械刺激・電気刺激の印加への皮膚の応答を表皮電位の変化に関連付けて解析した。さらに、このプローブに光ファイバを搭載することに よって、皮膚局所での表皮電位の光応答を計測し解析することが可能になった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
体重の16%を占める最大臓器である「皮膚」は,体内の恒常性維持を担う生命の根幹である。近年,体水分の蒸散を制御するバリア機能に加えて,温度・光・圧 力などを感知して応答する自律的な機能が注目されている。これらの刺激に対する皮膚応答を,表皮層のイオン構造(イオン局在)に対応付ける「皮膚イオニク ス」を探求するために必要な、「表皮電位」の計測プローブが開発できたことは、未解明な皮膚機能のイオニクス解明に大きく貢献すると期待できる。
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