研究課題/領域番号 |
18K19909
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
山本 誠一 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (00290768)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | アルファ線 / 飛跡 / リアルタイム / 共晶体シンチレータ / 空間分解能 / 高感度CCDカメラ / テーパー型ファイバープレート / α線 / 内用療法 / イメージング / 超高分解能 |
研究成果の概要 |
1μm径の共晶体シンチレータとテーパー型ファイバープレート、高感度CCDカメラを組み合わせ、アルファ線の飛跡をリアルタイムで画像化するイメージング装置の開発に成功した。テーパー型ファイバープレートを2段用いることにより、空間分解能を飛躍的に向上させ、共晶体シンチレータ中を走行するα線に飛跡画像をリアルタイムで撮像できた。α線に対する空間分解能は約11μmであった。画像の飛跡方向のプロファイルを解析することで、アルファ線のブラッグピークも観察できた。α線の飛跡をリアルタイムで画像化できる装置開発は世界初の成果である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的成果は極めて大きい。アルファ線の飛跡をリアルタイムで画像化できる装置開発は世界初の成果である。また11μmのアルファ線に対する空間分解能は、リアルタイム放射線検出器としては世界最高分解能である。アルファ線のブラッグピーク画像をリアルタイム画像から得たのも世界初である。 開発したイメージング装置は、アルファ線内用療法のための、細胞から放出されるアルファ線の分布をリアルタイムで画像化することを可能にする。腫瘍細胞にアルファ線放出核種が集まっているかどうか、さらには細胞内小器官に集まっているかなどを実時間に知ることが可能になるものと期待される。
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