研究課題/領域番号 |
18K19911
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
益田 泰輔 名古屋大学, 未来社会創造機構, 特任准教授 (30431513)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | メカノバイオロジー / バイオプリンター / 刺激印加培養システム / 培養システム / BioMEMS / リンパ管オンチップ / メカニカルストレス |
研究成果の概要 |
本研究が解決すべき課題は,脈管系の重要な構成要素である大小のリンパ管を生体外で構築し,蠕動・収縮といった複雑で動的な細胞周囲の微小環境を忠実に再現した場の構築である.複数本のマイクロファイバーを集束し,線維構造体を亢進させる三次元組織構造体を提案し,ファイバーコンポーネントが一方向への配向する三次元組織構造体の構築に成功した.また,顕微鏡下CO2インキュベータ内に設置できる伸展・電気刺激印加培養を新たに構築し,セルマイクロファイバーの力学特性を評価した.その結果,ファイバーの最大収縮率は9.1%,約9.1 mm収縮(3 Hz, 2 V印加の場合)を確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外部からの物理的刺激(メカニカルストレス)は細胞レベルでは分化方向や代謝を変化させ,組織レベルでは機能維持に影響を与えることが知られている.本研究は,生体外で構築した三次元組織構造体に対して,伸展・収縮,せん断刺激などを与えたときの挙動を評価することにより,対象三次元組織体の病態や生理学的意義づけを見出すものである.その一歩として,従来の細胞任せ(自己配列)の線維構造体の構築法ではなく,予め形成した複数本のマイクロファイバーを集束しすることによる生体内の線維構造体を再現する構築法を見出した.
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