研究課題/領域番号 |
18K19912
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
杉田 修啓 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20532104)
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研究分担者 |
中村 匡徳 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20448046)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 複屈折 / リタデーション / 光弾性 / 細胞 / メカノバイオロジー / 力計測 / バイオメカニクス / 細胞骨格 / 張力計測 |
研究成果の概要 |
細胞は自ら収縮力を生じ,細胞遊走や筋力の発生等,様々な細胞機能を実現している.細胞の収縮力を計測することは生命科学現象の理解には必要不可欠な技術であるが,組織内細胞の収縮力を計測するような技術は存在していない.そこで,この組織内細胞の収縮力計測確立に挑んだ. ディッシュ上に培養した細胞の収縮力評価ができることを確かめた後,この収縮力の発生源である細胞骨格で光弾性特性が変化することを確かめ,手法としての有用性を確認した.そして,透過型の偏光共焦点顕微鏡の作製により,3次元化撮影を試みた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞が発生する収縮力は,病変で見られるタイプだとその収縮力の大きさが異なるなど,生命活動にも影響するため,この測定は重要な基本技術である.また,この収縮力の大きさは周囲環境で変わることが知られているため,柔らかい基板上で計測する既存法では,生体内環境での収縮力計測ができない.そのため,組織内にいる細胞でも収縮力を測定する方法開発に取り組んだ.収縮力の発生源である細胞骨格にも光弾性法が適用できたことから,光弾性を利用した方法の有用性を確認することができた.しかし,3次元化は達成できておらず,今後の課題克服が必要である.
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