研究課題/領域番号 |
18K19930
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
山西 芳裕 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 教授 (60437267)
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研究分担者 |
鈴木 淳史 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (30415195)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | ダイレクトリプログラミング / 低分子化合物 / 転写因子 / 細胞直接変換 / インシリコ |
研究成果の概要 |
iPS細胞のような未分化細胞を介さずに、すでに分化した細胞を別の種類の細胞に直接変換する「ダイレクトリプログラミング」が、再生医療のための新しい革新的技術として注目されている。本研究では、ダイレクトリプログラミングのための情報技術をを開発した。シミュレーションでの予測精度で、既存手法を上回ることを確認した。提案手法をヒトゲノムにコードされている約千個の転写因子に対して適用し、分化誘導する転写因子や低分子化合物を大規模推定した。皮膚線維芽細胞から様々な細胞(肝細胞など)への変換に関与すると予測された転写因子や低分子化合物の詳細について生物学的な考察を行なった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
再生医療への社会的な期待は大きい。ダイレクトリプログラミングはiPS細胞を介さないため腫瘍形成の可能性が低く、分化誘導率や再現性が高いなど、医療応用における利点が多い。ダイレクトリプログラミングにより生体内で目的の細胞を作成できれば、細胞移植の必要が無くなり、全く新しい再生医療に繋がる。本研究で提案する低分子化合物での分化誘導を支援する情報技術は、生体内リプログラミングを更に容易にできるため大きな意義がある。
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