研究課題/領域番号 |
18K19942
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
熊谷 慎也 名城大学, 理工学部, 教授 (70333888)
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研究分担者 |
小林 未明 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 博士研究員 (60393807)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | プラズマオンチップ / マイクロデバイス / 細胞 / 遺伝子導入 / 大気圧プラズマ / シングルセル / プラズマ / 細胞分化制御 / 形質転換 / 幹細胞 |
研究成果の概要 |
細胞の形質を積極的に制御するために遺伝子導入が行われる中、物質の第4の状態であるプラズマを用いる遺伝子導入が注目を集めている。いずれの遺伝子導入手法によっても、遺伝子導入の現場では、個々の細胞における遺伝子の発現がバラつくことが問題となっている。そこで、本研究では、マイクロ電気機械システム技術とプラズマ技術を駆使し、一細胞レベルで均一に遺伝子を導入するマイクロシステムの開発を行なった。マイクロデバイスに作り込まれたシャーレ構造の中で細胞を培養し、プラズマを利用した細胞内への物質導入を実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、プラズマ照射型シングルセル遺伝子導入デバイスの開発である。一細胞に対して確実に遺伝子導入を行って、その細胞をマイクロウェル構造の中で増殖させることで、同じ遺伝情報を持つ細胞群(クローン)を高い効率で作り出す。将来性の一つとして、iPS細胞の樹立には山中4因子を導入する必要があり、樹立確立は1%程度と低いが、本手法で各因子を細胞内に確実に導入し、高効率に初期化できる可能性がある。本研究は、医工学関連分野でのイノベーションを起こす第一歩となる意義を持っている。
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