研究課題/領域番号 |
18K19944
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 沖縄科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
横林 洋平 沖縄科学技術大学院大学, 核酸化学・工学ユニット, 教授 (70769752)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 人工細胞 / リボスイッチ / 合成生物学 / RNA工学 / バイオセンサー / アプタマー / リポソーム |
研究成果の概要 |
本研究では、アレルギーなどに関連するヒスタミンという化学物質を検知し、任意のタンパク質を合成する「リボスイッチ」という遺伝子スイッチを開発した。さらにそのリボスイッチを、人工細胞膜に封入し、「人工細胞」を構築した。この人工細胞は外部から加えたヒスタミンに応答して、蛍光を発するタンパク質を合成したり、細胞膜にナノサイズの穴を作って、細胞内の化学物質を放出したりすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞の機能を、細胞を使わずに再現することを目指す、「人工細胞」の研究が進んできている。このような「人工細胞」は、我々が細胞の機能を理解するために役立つだけでなく、将来医療や環境分野での応用も期待される。本研究では、このような「人工細胞」に、化学物質に応答して、別の化合物を放出したり、自己破壊する機能を持たせた。このような研究の積み重ねにより「人工細胞」がより高度で複雑な機能を装備し、本物の細胞に近づき、さらには超えていくことを目指す。
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