研究課題/領域番号 |
18K19946
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
研究代表者 |
中西 淳 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点, グループリーダー (60360608)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | メカノバイオロジー / 細胞伸展 / アゾベンゼン / ハイドロゲル / 伸縮 / 細胞骨格 / 接着斑 / 光異性化 / ストレッチング |
研究成果の概要 |
さまざまな細胞が普段の生命活動の中で,自身が伸縮する力学刺激を受けており,その生理的役割が注目されている。本研究では,光照射に応じて膨潤・収縮するハイドロゲルを開発し,細胞に対して自在な伸縮刺激を付与する方法の開発に取り組んだ。研究期間中に所望のゲルの開発と,その上での細胞培養に成功した。このデバイスを利用すれば,今後,様々なスケールの力学刺激に対する細胞応答の解析が可能となると期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
管腔組織を構成する細胞は,普段の活動で伸縮刺激を受けて機能調節を受けているが,その詳細な理解は,高血圧や頻尿などの加齢とともに増加する疾患への治療戦略に指針を与える。本研究で開発した光応答デバイスでは,細胞内に存在する様々なスケールの生体分子装置の伸展刺激に対する影響を調べることができるようになる。それ故,基礎的な側面での機構解明に加え,薬剤スクリーニングなどの応用面でも期待される。
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