研究課題/領域番号 |
18KK0010
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分2:文学、言語学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中里見 敬 九州大学, 言語文化研究院, 教授 (30250963)
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研究分担者 |
顧 偉良 弘前学院大学, 文学部, 教授 (50234654)
齊藤 大紀 富山大学, 学術研究部人文科学系, 教授 (70361938)
中野 知洋 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (70372638)
杉村 安幾子 日本女子大学, 文学部, 教授 (50334793)
中野 徹 近畿大学, 文芸学部, 准教授 (20610512)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2023年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 周作人 / 書簡 / 日中関係史 |
研究実績の概要 |
2019年9月を最後に、新型コロナウィルスによる出入国制限により、北京での書簡データの採取は実施できない状況が続いている。そのため、本研究課題の中心である周作人宛日本語書簡の整理、および書簡の実験調査に基づく目録作成の作業は、停滞を余儀なくされている。 そのような状況下で、本研究メンバーは2023年3月、9月、2024年3月の3回にわたり、九州大学に集まって、北京の書簡所有者から電子データで送られてきた封筒等のデータ入力作業を行った。書簡の中身は機微な情報を含むため、今回の対象からはずした。この作業によって周作人宛日本語書簡の全体について、差出人と差出日付等の基本データを採取することができた。 また、周作人が丸善等、日本の書店から購入した和書・洋書の購入票の電子データに基づき、購書一覧の作成を始めた。周作人の知識形成の過程を研究するうえで、貴重な資料となりうるものである。 上述の作業を完成、統合して、『周作人宛日本語書簡目録 附:購書一覧』(仮称)として刊行するには、さらに1年の時間を必要とする。そのため、科研費の研究期間を1年延長することとした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウィルスによる出入国制限のため、北京を訪問して、周作人宛書簡のデータ採録を行うことができないため。
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今後の研究の推進方策 |
データ採録の方針を見直し、詳細データではなく、簡略データの採取により、限られた期間内で日本語書簡の全貌を明らかにできるよう努める。その結果、簡易目録、購書一覧を作成することとし、それらを統合して『周作人宛日本語書簡目録 附:購書一覧』(仮称)を刊行する予定である。
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