研究課題/領域番号 |
18KK0027
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分4:地理学、文化人類学、民俗学およびその関連分野
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
熊原 康博 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (60379857)
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研究分担者 |
小森 次郎 帝京平成大学, 人文社会学部, 准教授 (10572422)
小山 拓志 大分大学, 教育学部, 准教授 (30553581)
八木 浩司 山形大学, 地域教育文化学部, 名誉教授 (40292403)
佐藤 浩 日本大学, 文理学部, 教授 (60360468)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2022年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 活断層 / 防災教育 / ヒマラヤ / ネパール / 地すべり / 自然地理学 / 土砂災害 |
研究実績の概要 |
2022年度は,年度後半からネパールへの渡航制限が緩和されてきたことから,6月以降,本研究の主たる目的である自然災害と防災に関する展示会の開催に向けて準備を進めてきた。展示会では,プレート境界断層の剥ぎ取り資料,3Dプリンターによるヒマラヤの地形模型,ネパールの地形や自然災害を示したパネルを展示することを考えている。プレート境界断層の剥ぎ取り資料は,プレート衝突/ヒマラヤの隆起/巨大地震の発生を視覚的に理解できる展示会の中心となる展示物を想定している。 上記の構想に基づいて本年度における具体的な取り組みは以下の5つを行った。①剥ぎ取り薬品の輸出の手続きと受け取り,②プレート境界断層の掘削地点での現地下見,③カウンターパートとの打ち合わせ,④過去の氷河湖決壊の調査,⑤3Dプリンターによるネパール地形モデルの作成である。 ①では薬品が危険物にあたるためネパール教育庁等に申請をして輸出の許可を得て,現地で受け取りを行った。②については,以前トレンチ掘削調査を実施した東ネパールのダマク市へでかけて,土地を管理する地域森林委員会の担当者と打ち合わせを行い,土地を利用するための必要な手続きについて伺った。その後,必要な手続きに着手した。③については,どのように今後展示会を進めていくのかについてカトマンズ市において議論を行った。④については,ネパール国中部アンナプルナ南麓マディ川源流域において,氷河および氷河湖の調査を行った。マディ川では氷河湖決壊を起源とされる2003,2004年に洪水が発生したとされることから,現地においてその痕跡を確認した。⑤については,ALOS World 3Dデータを用いてネパールの地形モデルファイルを作成し,3Dプリンターで出力した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍の影響で,ネパール渡航が難しく論文執筆に必要なフィールドデータが十分に集めることができず,論文執筆に遅れがでていた。また,ネパールの自然災害に関する展示会の準備も,最終年度である本年度の後半からようやくできるようになった。そのため,研究を一年延長することとした。現在まで,剥ぎ取り薬品をネパールに送ることができ,トレンチ掘削調査地点の利用許可の手続きを進めている状況にある。
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今後の研究の推進方策 |
研究期間を1年間延ばしたことから,2023年度中に論文投稿及び,ネパール国内での自然災害の企画展を実施するべく,優先して取り組むこととする。具体的には,年度前半にトレンチ掘削調査及び剥ぎ取り作成を行い,年度後半に企画展を実施することを計画する。
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