研究課題/領域番号 |
18KK0028
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分4:地理学、文化人類学、民俗学およびその関連分野
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
松山 洋 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 教授 (50264586)
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研究分担者 |
中山 大地 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 助教 (90336511)
根元 裕樹 東京都立大学, 学術情報基盤センター, 准教授 (90805574)
齋藤 仁 名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (00709628)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2023年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 土壌雨量指数 / 決定木 / 融雪災害 / トムスク市 / 避難行動 |
研究成果の概要 |
(1) 降雪-積雪-融雪過程を土壌雨量指数に取り込んだところ,トムスク市における融雪災害発生時期をよく再現できた. (2) トムスク市周辺(シベリア南部)における極端現象の発生について調べた.シベリア南部では3月の昇温傾向が顕著であり,かつ春季の降水量の変動が大きいため,融雪災害が頻発する可能性を指摘した. (3) GIS,およびマルチエージェントシミュレーションを用いて,トムスク市における避難行動シミュレーションを行なった.洪水によって市域が南北に分断され避難行動に影響を及ぼすこと,大きな通りから小さい路地を経由して避難所に行く場合,交差点で混雑が発生し,避難に時間がかかることが分かった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
土壌雨量指数は,日本国内の土砂災害発生を予測するために開発されたものであり,外国における適用事例はそれほど多いわけではなかった.しかも,降雪-積雪-融雪過程を取り入れて,融雪災害の発生時期を特定する研究は皆無であり,日本国内だけでなく外国でも適用できる(汎用性がある)ことを実証的に示すことができた. また,シベリア南部における気象要素の長期変動を調べたり,トムスク市で極端現象が発生した2012年の事例解析を行なうことによって,将来の融雪災害発生危険性について指摘することがてきた. さらに,融雪災害発生時の避難行動シミュレーションを行なうことによって,災害発生時に気を付けるべきことを指摘できた.
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