研究課題/領域番号 |
18KK0030
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分4:地理学、文化人類学、民俗学およびその関連分野
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
田中 雅子 上智大学, 総合グローバル学部, 教授 (00591843)
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研究分担者 |
WADHWA Megha 上智大学, 比較文化研究所, 研究員 (00802505)
齋藤 百合子 大東文化大学, 国際関係学部, 特任教授 (10409815)
鹿毛 理恵 沖縄国際大学, 経済学部, 准教授 (90638826)
高田 洋平 仙台白百合女子大学, 人間学部, 講師 (70737717)
高向 有理 西日本短期大学, ビジネス法学科, 教授 (40947040)
中村 実穂 熊本保健科学大学, 保健科学部, 講師 (20814297)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
2021年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 移民 / 女性 / ジェンダー / リプロダクティブ・ヘルス / SDGs / 国際保健 / ベトナム / ネパール / 健康 / 東南アジア / 南アジア / セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス・サービス / ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ |
研究成果の概要 |
本研究はSDGsにも記されている「セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス・サービスへのあらゆる人のアクセス」を移民女性にも保障するため、現在、障壁となっている事柄を明らかにした。ベトナム、ネパール、中国、インドネシア、ミャンマー出身者を主な対象としたオンライン調査から、「言語の壁」以外に、技能実習生や日本語学校の留学生に家族帯同が認めらないといった「法や制度の壁」、「妊娠したら退職/退学/帰国」といった警告に代表されるマタニティ・ハラスメントなど「心の壁」が障壁となっていることに加えて、出身国と日本で避妊法や中絶法が異なるなどサービスの違いが問題であることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が行ったオンライン調査は、技能実習生や留学生が「妊娠したら帰国」といった警告を受けている実態を明らかにした。その分析結果が、学術誌に掲載されただけでなく、新聞などメディアでも取り上げられたことで、外国人技能実習機構が独自の調査を行うきかっけとなった。また、裁判資料としても提出され、国会の文部科学委員会の質疑でも引用された。移民女性の孤立出産の背景にある課題を社会に問うために活用された。
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