研究課題/領域番号 |
18KK0059
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
浅井 幸子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (30361596)
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研究分担者 |
橘高 佳恵 (乙メ 佳恵 / 橘高佳恵) 横浜国立大学, 教育学部, 講師 (10827554)
椨 瑞希子 聖徳大学, 教職研究科, 教授 (30269360)
小玉 亮子 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 教授 (50221958)
太田 素子 和光大学, 現代人間学部, 名誉教授 (80299867)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2021年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2020年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2019年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ドキュメンテーション / 教育ドキュメンテーション / レッジョ・エミリア / 保育評価 / 保育の質評価 / レッジョ・インスパイア / リフレクション / リスニング・ペダゴジー / 幼児教育 / 保育 / レッジョ・インスピレーション / 評価 / 探究 / 子どもの声 / ペダゴジカル・ドキュメンテーション / 保育記録 / ネットワーク / 質評価 / 教師のネットワーク |
研究成果の概要 |
本研究は国際共同研究を通して、子どもの学びや育ちの記録が、尺度による保育の質評価に対して、抵抗の実践、あるいはオルタナティブな実践として位置づいている様相を明らかにした。スウェーデンのストックホルムでは、教育ドキュメンテーションが評価のツールとして位置付けられることで、評価ということの意味合いが論争的なものとなっていた。子どもの学びや育ちの尺度による評価が課されているイギリスのイングランドやアメリカのカリフォルニア州では、子どもの学びや育ちの記録として、教育ドキュメンテーションよりもラーニングストーリーやポートフォリオが選択される傾向にあった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は以下の三点において保育・幼児教育に寄与する。(1)尺度による保育の質評価(子どもの評価と園の評価を含む)が導入されている国・地域において、保育施設のレベルで起きている問題を明らかにし、尺度による評価の導入に警鐘を鳴らした。(2)レッジョ・インスパイアの教育ドキュメンテーションに長期にわたって取り組んでいる保育施設において、その実践の調査を行い、日本における教育ドキュメンテーションの理解を進展させた。(3)保育・幼児教育の議論を世界的にリードしている研究者と交流を行い、その領域の学術的なネットワークを形成した。
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