研究課題/領域番号 |
18KK0070
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分10:心理学およびその関連分野
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研究機関 | 慶應義塾大学 (2019-2020) 早稲田大学 (2018) |
研究代表者 |
兎田 幸司 慶應義塾大学, 文学部(三田), 助教 (60794948)
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研究分担者 |
櫻井 勝康 筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 助教 (70507920)
橘 吉寿 神戸大学, 医学研究科, 准教授 (50373197)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2018年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | 行動 / 学習 / 記憶 / 社会 / 認知 / 時間 / オプトジェネティクス / マウス / 時間知覚 / 条件づけ / 運動 / リッキング / ケモジェネティクス / 時間認識 / 報酬 / 予測 / カルシウムイメージング / 古典的条件づけ / オペラント条件づけ / 目標志向的行動 / 運動制御 |
研究成果の概要 |
本研究計画では、行動を担っている心理学的および神経生物学的基盤について解明することを目標として研究を行った。遺伝子改変マウスを利用可能な頭部固定を用いた実験系を用いて、様々な嗜好性および嫌悪性の古典的条件づけおよびオペラント条件づけ課題を新規に確立することができた。また、この課題を用いて、行動薬理学、光遺伝学、化学遺伝学の手法を用いて、神経細胞の活動を操作することにより、各種の行動に及ぼす影響について明らかにした。さらに、計算論的なアプローチを用いて、行動を変化させる要因について詳細に解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、伝統的な学習心理学的手法を、現代の最先端の分子生物学的および画像解析などの技術と融合させることによって、いわゆる「こころ」を調べるための様々な行動課題をアップデートし、「時間」、「学習」、「社会性」、「情動」などといった様々な行動の構造について明らかにした。今後は、こうした行動課題を分子生物学、行動薬理学、神経生理学などの手法と組み合わせることによって、様々な精神疾患の背後に潜む要因の解明などへの応用にもつながることが大いに期待できる。
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