研究課題/領域番号 |
18KK0109
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分21:電気電子工学およびその関連分野
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
梅林 健太 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20451990)
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研究分担者 |
藤井 威生 電気通信大学, 先端ワイヤレス・コミュニケーション研究センター, 教授 (10327710)
太田 真衣 福岡大学, 工学部, 助教 (20708523)
須藤 克弥 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (70821867)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2021年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | スマートスペクトラム / ダイナミック周波数アクセス / コグニティブ無線 / 周波数利用観測 / 周波数共用 / 周波数資源マネジメント / 周波数管理 / 機械学習 / MEC / ダイナミックスペクトラムアクセス / 周波数利用モデル化 |
研究成果の概要 |
高効率な周波数共用には、周波数利用の詳細な把握が必要であるが、現在の観測及びモデリング技術ではその精度が不足しており、把握が困難とされている。本研究課題では、各端末での周波数利用観測結果に対し、多次元の無線物理量(受信電力、周波数利用率等)及び通信品質メトリックを推定する手法を提案してきた。加えて、観測及び認識で得た情報を基に、適切な周波数資源管理法と、高効率な無線通信ネットワークの運用(スペクトラム活用法)の検討に取り組み、セキュアなRadio Environment Mapに基づく周波数利用の把握方法の確立、機械学習技術を用いた高度な周波数利用観測方の設計法を確立させてきた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、周波数資源の管理法として、一般的なモデルが用いられることが主に検討されてきた。このようなアプローチでは、実際の状況にそぐわないことから、過剰なマージンの設定が用いられ、結果として保守的で非効率な周波数利用管理となる。本研究課題では、実際の観測結果に基づくダイナミックな周波数資源の管理を採用することで、状況に応じて高効率な周波数資源管理が達成可能であることが確認された。特に、高精度で達成可能な多次元の周波数利用観測法、そして実際の周波数利用に応じた新たな周波数管理法の方向性を明らかとした。研究開発された各技術は、ローカル5G等の将来の周波数資源活用法の基盤技術となる。
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