研究課題/領域番号 |
18KK0120
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分22:土木工学およびその関連分野
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
半井 健一郎 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 教授 (10359656)
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研究分担者 |
高橋 佑弥 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (10726805)
森 勝伸 高知大学, 教育研究部総合科学系複合領域科学部門, 教授 (70400786)
乾 徹 大阪大学, 大学院工学研究科, 教授 (90324706)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2019年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | コンクリート / 地盤 / 重金属 / 廃棄物処分 |
研究実績の概要 |
本研究では,セメント系材料の高反応性・低拡散性を活用し,放射性廃棄物および重金属汚染土壌を対象とした処理・処分技術の高度化とその評価手法の確立を目指し,ポールシェラー研究所(PSI,スイス)との国際共同研究を実施している. 2022年度も前々年度および前年度に続いて新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受けてスイスへの渡航が制限され,電子メールやオンライン会議システムを活用した情報交流を中心に,これまでの研究成果を整理したり,追加の検討を実施したりするなどの最小限の研究活動となった.特に,セメントによる地盤の固化・不溶化に関連しては,材齢22年までの現地暴露試験の結果を,PSIにて開発した地球化学モデルGEMSによって解析することによって得られた成果をセメント・コンクリート分野の著名な学術誌である,Cement and Concrete Compositesにて発表した.セメントの反応のみならず,土との2次的な反応が性能の発現や長期的な耐久性に大きく影響することを明らかにした.一方,次年度の2023年度が最終年度になること,2022年度後半には海外渡航の制限が緩和されてきたことから,2022年度末にスイスに渡航し,最終年度の研究計画に関する打ち合わせを現地で実施した.ここでは,特に放射性廃棄物処分を対象とした欧州の最新研究の状況を把握するとともに,評価のカギとなる物質移動解析についての意見交換を行った.2023年度は相互に訪問をすることによって,これらについての検討を深めることとした.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルスの影響によってスイスへの渡航を延期したため.
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルスの影響によってスイスへの渡航ができず,現地での直接的な共同研究が実施できない期間が長く続いた.引き続き,電子メールやオンライン会議システムを活用した情報交流を実施してきたが,年度末に渡航し,最終年度となる2023年度の研究計画を検討した.対面での研究打合せでは,特に放射性廃棄物処分を対象とした欧州の最新研究の状況を把握するとともに,評価のカギとなる物質移動解析についての意見交換を行った.2023年度は相互に訪問をすることによって,これらについての検討を深めることとした.
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