研究課題/領域番号 |
18KK0121
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分23:建築学およびその関連分野
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
永瀬 彩子 千葉大学, 大学院国際学術研究院, 教授 (80544535)
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研究分担者 |
上原 浩一 千葉大学, 大学院国際学術研究院, 教授 (20221799)
小山 慎一 筑波大学, 芸術系, 教授 (40420913)
三輪 正幸 千葉大学, 環境健康フィールド科学センター, 助教 (40447305)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2022年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 生物多様性 / 訪花植物 / セイヨウミツバチ / ニホンミツバチ / 送粉者 / 都市緑化 / 都市養蜂 / 都市生態系 / 花粉源 / 都市計画 |
研究成果の概要 |
本研究は、日本および諸外国の都市において、ミツバチの訪花植物を明らかにし、それを生かして生物多様性に考慮した都市緑化促進を行うことを目的として研究を行った。東京とトロントにおいて行ったセイヨウミツバチが採取する花粉の分析および養蜂箱周辺の環境調査により、植物多様性と植物組成は、季節によって大きく変わるが、都市レベルによって影響されないことが示された。さらに、都市地域や商品情報を提示する記号の影響について、都市養蜂はちみつラベルを通して一般消費者に印象評価を行った。銀座の地名を示し、「栄養豊富」や「純粋」といった商品情報記号を提示することによって消費者の支払意思額が高くなることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、東京周辺およびトロントにおいて、都市から郊外まで、ミツバチがどのような植物を花粉源としているのかを明らかにすることができた。これにより、今まで知られていなかった都市におけるミツバチの生態が明らかになり、この結果を活用することによりミツバチに配慮した都市緑化を進めることができる。さらに、国際的に調査地点を増やしていき、同じ方法で調査を行うことによりそれぞれの都市緑化の質を比較可能になる。また、都市養蜂はちみつのラベルデザインによる地域ブランド価値と消費者の購買意欲の関連性を解明したため、都市養蜂の価値を高め、推進していくことが期待できる。
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