研究課題/領域番号 |
18KK0141
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分28:ナノマイクロ科学およびその関連分野
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
藤井 稔 神戸大学, 工学研究科, 教授 (00273798)
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研究分担者 |
杉本 泰 神戸大学, 工学研究科, 准教授 (40793998)
加納 伸也 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究員 (20734198)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2023年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | シリコン / ナノ粒子 / 量子ドット / シリコンナノ粒子 / シリコン量子ドット / Mie共鳴 / シリコンナノ結晶 |
研究成果の概要 |
本研究は,研究代表者のグループが開発してきた新しいタイプの水分散性コア/シェルシリコン量子ドット及び可視光領域にMie共鳴を有する結晶シリコンナノ粒子の基礎物性解明と応用探索を目的とする.シリコン量子ドットについては,オーストラリア及び欧州のグループと共同で,構造解析,電子状態の解明,プラズモニックナノ粒子との複合構造の形成等の研究を実施した.Mie共鳴シリコンナノ粒子に関しては,USA及び欧州のグループと共同で,基礎物性の解明と2次元半導体との複合構造の形成等の研究を行った.本プロジェクトにより,欧米とオーストラリアの多数の研究機関と共同研究を行い共著論文を発表した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
シリコンは,資源が豊富で生体親和性が高い高環境親和性材料である.シリコン結晶を10ナノメートル以下まで小さくしたものはシリコン量子ドットと呼ばれ,バルクシリコン結晶とは大きく異なる物性を示す.また,直径100~200ナノメートルのシリコン粒子は,Mie共鳴効果により,可視光を内部に強く閉じ込めたり,特定方向に強く散乱したりするナノアンテナとして機能する.本研究は,独自に開発した新しいタイプのシリコンナノ粒子の基礎物性の解明と応用探索を海外の多数の研究機関と共同で行ったものであり,環境親和性材料であるシリコンの新しい可能性を探求することにより環境にやさしい社会の構築に貢献するものである.
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