研究課題/領域番号 |
18KK0170
|
研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分39:生産環境農学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
矢守 航 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (90638363)
|
研究分担者 |
寺島 一郎 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (40211388)
大政 謙次 高崎健康福祉大学, 農学部, 教授 (70109908)
杉浦 大輔 名古屋大学, 生命農学研究科, 講師 (50713913)
|
研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
|
キーワード | 光合成 / 水利用効率 / 可視化 / クロロフィル蛍光 / 環境応答 / 乾燥ストレス / 気孔 / サーモグラフィ / 蒸散 / 電子伝達 |
研究成果の概要 |
灌漑水を節減した条件下で、生産性を維持・向上する節水型農業が求められており、植物の水利用効率の向上に関する研究は必須である。本研究課題では、節水条件において高い生産性を示す植物の創成を目指し、基盤研究を行った。クロロフィル蛍光パラメータと葉温の画像を同時計測するシステムを開発し、水利用効率の形質計測と遺伝子のスクリーニングに適用できることを明らかにした。また、植物の水利用効率の遺伝的改良に向けた基盤研究を行った結果、灌漑水の節減条件下における物質生産能力の強化に有効な因子を複数見出すことができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
灌漑水を節減した条件下で、生産性を維持・向上する節水型農業が求められており、植物の水利用効率の向上に関する研究は必須である。本研究課題では、植物の水利用効率の可視化装置のプロトタイプを開発することができた。これによって、今後、植物の水利用効率の決定機構の解明と同時に、灌漑水の節減条件において高い物質生産能力を有する植物の創出を目指すことが可能となった。投入資源を節減しながら優れた生産性を維持し、かつ環境と調和した農業を目指していくことは、途上国における生産性改善に寄与するとともに、作物栽培の低コスト化や節水農業が推進されているわが国においても重要な方向といえる。
|