研究課題/領域番号 |
18KK0187
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分41:社会経済農学、農業工学およびその関連分野
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
佐藤 周之 高知大学, 教育研究部自然科学系農学部門, 教授 (90403873)
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研究分担者 |
上野 和広 島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 助教 (60560167)
長谷川 雄基 香川高等専門学校, 建設環境工学科, 講師 (70797092)
珠玖 隆行 岡山大学, 環境生命科学研究科, 准教授 (70625053)
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研究期間 (年度) |
2019-02-07 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
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キーワード | 農業水利施設 / コンクリート構造物 / ストックマネジメント / コンクリートの品質 / 調査診断技術 / ベトナム社会主義共和国 / コンクリート品質 / 非破壊試験 / 初期欠陥 |
研究成果の概要 |
本研究では、ベトナムにおいて建造される農業水利を目的としたコンクリート構造物のコンクリートの品質を明らかにすること、健全な維持管理のためのストックマネジメント体制の導入の可否を検討することを目的とした。ODA等の支援によるプロジェクトの場合、日本の技術者が施工管理を担っているため、建造当初は一定の品質が担保されていた。また、全体としてコンクリートの品質は低いものが多い傾向にあった。現状で、維持管理体制はほとんど構築されていなかった。また、維持管理のための性能評価を的確に実施する体制が構築できておらず、理論に基づく体系的な検査・管理体制構築の必要性があった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の成果における学術的意義は,途上国におけるコンクリートの品質は設計図書から読み取ることができないものであり,原位置における調査が不可欠であることを検証できた点である。とくに,今後造る時代から維持管理の時代に移行することは途上国では間違いのないことであり,我が国の経験と積み上げた知識を共有する体制を作ることは極めて重要である。本研究成果として挙げている知見の共有のための体制を,双方の国の専門を同じくする研究者らの間で構築できたこと,さらには,ベトナム国内で近年注目をされている気候変動とコンクリートの変状に係る研究への共同研究に繋げることができたことは,大きな社会的意義を持つ成果である。
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