研究課題/領域番号 |
18KK0201
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
木村 亮介 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (00453712)
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研究分担者 |
佐藤 丈寛 金沢大学, 医学系, 助教 (10558026)
小金渕 佳江 琉球大学, 医学部, 特命助教 (10753593)
石田 肇 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70145225)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2020年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 古代DNA / ゲノム / 形態 / シベリア / 人類学 / 頭蓋形態 / 古人骨 / 食性分析 |
研究成果の概要 |
本研究では、ロシア・ブリヤート共和国における新石器時代から中世までの考古学遺跡から発掘された古代の骨や歯を対象に次世代シーケンシング技術によるゲノム解析をおこなった。結果として、バイカル湖の東に位置するブリヤートの前期新石器時代の個体はバイカル湖の西側(シスバイカル)の同時代の個体と似た遺伝的背景をもつことがわかった。後期新石器時代から鉄器時代にかけては、前期新石器時代と比べ、ブリヤートの個体は遺伝的にそれほど変化がないものの、シスバイカルの個体は西ユーラシア人集団からの遺伝的影響を受けていることが示唆された。さらに、中世における個体は多様な起源をもっていることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
シベリアのバイカル湖周辺地域はアジアにおけるヒト集団の形成を理解する上で重要な地域である。本研究は、ブリヤートにおける人類の移動の歴史を解き明かすものであるとともに、アジアにおけるヒト集団の形成過程の解明に貢献する。
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