研究課題/領域番号 |
18KK0215
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分46:神経科学およびその関連分野
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研究機関 | 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(新分野創成センター、アストロバイオロジーセンター、生命創成探究 |
研究代表者 |
東島 眞一 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(新分野創成センター、アストロバイオロジーセンター、生命創成探究, 生命創成探究センター, 教授 (80270479)
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研究分担者 |
谷本 昌志 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(新分野創成センター、アストロバイオロジーセンター、生命創成探究, 生命創成探究センター, 助教 (30608716)
木村 有希子 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(新分野創成センター、アストロバイオロジーセンター、生命創成探究, 生命創成探究センター, 助教 (70581122)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
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キーワード | ゼブラフィッシュ / 前庭感覚 / 有毛細胞 / イメージング / 回転顕微鏡 / 姿勢制御 / 内耳前庭器官 / 神経回路 / 前庭 / ライトシート顕微鏡 |
研究成果の概要 |
透明で生体イメージングに適したゼブラフィッシュ仔魚を対象として姿勢制御に関わる神経回路の構成と動作機構を調べた。特に、平衡感覚受容の様式の解明に重点をおいて研究を進めた。まず、360度任意の傾斜刺激を与えながら任意の神経細胞の活動をカルシウムイメージングで可視化する新規光学系を構築した。この光学系を用いて、前庭器官の有毛細胞の、ロール(左右)方向、ピッチ(前後/吻尾)方向の傾斜および振動刺激に対する応答を調べ、毛の配向に応じた応答を初めて生体内で可視化することに成功した。さらに、前庭神経節ニューロンの応答を調べ、細胞の場所に応じて異なる特徴の前庭情報をコードし伝達することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
360度任意の傾斜刺激を与えながら任意の神経細胞の活動をカルシウムイメージングで可視化する新規光学系を構築した。これは世界初の画期的成果であり、今後の前庭感覚の知覚の神経機構、および姿勢制御を司る神経機構の解明に向けて研究がスピードアップしていくことが強く期待される。その意味で、当該分野において大きな学術的意義を持つ研究成果であると考えている。
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