研究課題/領域番号 |
18KK0310
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ソフトウェア
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
品川 高廣 東京大学, 情報基盤センター, 准教授 (40361745)
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研究期間 (年度) |
2019 – 2022
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
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キーワード | 仮想化技術 / セキュリティ |
研究開始時の研究の概要 |
申請者が実施してきた「準パススルー型仮想マシンモニタに関する研究」を発展させ、様々な拡張機能を実現するための安全かつ信頼できる実行環境に関する研究をおこなう。準パススルー型は応募者が考案したアーキテクチャであり、従来の仮想マシンモニタよりも格段に小型・軽量かつ高い安全性を実現可能であったが、本研究では、安全かつ信頼できる汎用実行環境を加えることで、準パススルー型アーキテクチャをさらに進化させる。
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研究成果の概要 |
本研究では準パススルー型アーキテクチャを踏まえて、まず新しいCPUアーキテクチャの機能を活用して、仮想マシンとコンテナの利点を併せ持った実行環境の研究を実施した。また、既存のx64 CPUアーキテクチャを拡張して、ネステッドページングにおけるオーバーヘッドを削減する変換パススルーの研究を実施した。これらの研究により、クラウド環境に向けた安全かつ信頼できる実行環境の実現に向けた新たなアーキテクチャの方向性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、学術的には安全で信頼性の高い実行環境の実現に関するシステムソフトウェアとコンピュータアーキテクチャの最新の知識を広めることに寄与する。また、社会的にはクラウドコンピューティングの安全性と信頼性を向上させることにより、ビジネスやサービスにおける利用が促進され、効率化や柔軟性の向上が期待できる。さらに、クラウドサービスの利用者に安心感を与え、クラウド環境とデジタル社会の進展に貢献する。
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