研究課題/領域番号 |
18KK0315
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ソフトウェア
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研究機関 | 東京大学 (2020-2023) 高知工科大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
鵜川 始陽 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (50423017)
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研究期間 (年度) |
2019 – 2023
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
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キーワード | メモリ管理 / JavaScript / フラッシュメモリ / ストレージストラテジ / 遺伝的アルゴリズム / 組込みシステム / ガーベージコレクション / hidden class / Hidden Class / インタプリタ / 動的言語 / IoT / ランタイムシステム / プログラミング言語 / マネージドランタイム / 仮想機械 |
研究成果の概要 |
本研究では,IoT機器などの組込みシステム向けのJavaScript VMを構成する技法として,アプリケーションに特化させることでメモリフットプリントを抑える技法を開発した.特に,オブジェクトの動的型を表現するデータ構造であるhidden class treeを,事前にアプリケーションを実行して得られたプロファイリングをもとに,オフラインで最適化する技法を開発した.また,hidden classのようなメタオブジェクトを含むヒープをコンパクションするごみ集め(GC)や,遺伝的アルゴリズムでインタプリタの命令ハンドラを並びかえて高速化する技法も開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した技法は,JavaScriptプログラムのメモリフットプリントを削減するものであり,IoT機器のようなメモリが限られた組込みシステムで,従来より大きなJavaScriptプログラムを実行できる.また,本研究で開発したJavaScript VMであるeJSVMは簡素で変更が容易なため,今後のプログラミング言語の研究のベースに利用できる. 本課題は海外の研究者と交流を深めることも目的としており,本課題を通して研究代表者のみならず,本研究に携った学生(研究代表者の指導学生でない学生も含む)も海外の共同研究者と交流した.
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