研究課題/領域番号 |
18KK0356
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分05070:新領域法学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
HAZUCHA B 北海道大学, 法学研究科, 教授 (30452808)
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研究期間 (年度) |
2019 – 2022
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
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キーワード | copyright / derivative work / wrongfulness / transformative use / parody / satire / survey / social norms / exception / infringement / 著作権法 / 著作権の制限 / パロディ / フランス法 / ドイツ法 |
研究開始時の研究の概要 |
The research project will be a study on how the public views on the wrongfulness of two types of transformative uses of copyrighted works (i.e. parody and pastiche) align with the current copyright law trends in the studied countries (i.e. France, Germany and Japan).
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研究成果の概要 |
本研究の検証から次のことが示唆される。公衆が、著作物に対する逐語的複製に限らず、権利者から許諾を得ずに二次的著作物を創出することも不正行為に該当する場合があると認識している。著作物の変容的利用に対する公衆の評価は、それがユーモラスな改変といえるか否か、権利者に損害が生じているか否か、利益を得ているか否かなど、いくつかの要素に依存する。 公衆が、一定の要件を満足した場合、問題のコンテンツを削除したり、著作物の利用によって取得した利益を権利者に引き渡す等の強制的措置を講じることを適切な救済策として認めているものの、許諾を得ずに著作物を利用して得た利益が直ちに不法利益に該当するとまでは考えていない。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
As the research results demonstrate when the public perceives the wrongfulness of producing derivative works, including parody, in the form of user-generated works without obtaining any licence from the concerned copyright holders, they are vital in improving the efficiency of copyright enforcement.
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