研究課題/領域番号 |
18KK0372
|
研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
会計学
|
研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
菅原 智 関西学院大学, 商学部, 教授 (40331839)
|
研究期間 (年度) |
2019 – 2023
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
|
キーワード | 経験学習 / アクティブ・ラーニング / 専門的判断 / 構成主義 / LEGO / 会計教育 / ステレオタイプ / デザイン思考 / 効果測定 / 双方向オンライン学習 / レゴ / ビジネスゲーム / 判断力 / 意思決定 / プロジェクト型学習(PBL) / グローバルPBL / 学習アプローチ / ゲームベースドラーニング / 会計の印象 / ラーニング・アプローチ / ドローン / プログラミング / 文化的差異 / イタリア |
研究成果の概要 |
本国際共同研究の最大の成果は、LEGOを活用したアクティブ・ラーニング(AL)による教育効果を、両国の大学で測定し評価することができた点である。この成果は主に、単著「会計のイメージを変える:経験学習による会計教育の挑戦」として2021年に出版した。また2020年3月以降の研究期間中にコロナウィルス・パンデミックが発生し、その影響から新たなオンライン環境を使ったアクティブ・ラーニングや経験学習の会計教育の手法が出現した。その結果、オンライン型の新しい教材開発を行い、かつ教育効果測定などを含めた研究内容へと軌道修正して、最終的な研究成果にも盛り込んだ。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昨今、職業会計士を志望する人口が減少している問題、そして社会からの人材ニーズと人材育成の役割を担う大学とのスキルギャップ問題を解消するため、学生たちの会計に対するイメージがカギとなることが本研究において明らかとなった。会計に対して、華やかさや旨みを強調するのではなく、社会から求められる職業会計士像を的確に伝え、かつ、会計の有用性や役立ちを示すことでポジティブな印象を与えていくことが重要である。そのためには、経験学習による会計教育が今後の会計教育カリキュラムにも積極的に取り入れられていかなければいけないことを示した。
|