研究課題/領域番号 |
18KK0372
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
菅原 智 関西学院大学, 商学部, 教授 (40331839)
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研究期間 (年度) |
2019 – 2023
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
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キーワード | 会計教育 / レゴ / ビジネスゲーム / デザイン思考 / 判断力 / 意思決定 / プロジェクト型学習(PBL) / グローバルPBL / 経験学習 / アクティブ・ラーニング / LEGO / 学習アプローチ / ゲームベースドラーニング / 会計の印象 / ラーニング・アプローチ / ドローン / プログラミング / 文化的差異 / イタリア |
研究実績の概要 |
2022年度にはようやく新型コロナウイルス感染症の状況が落ち着き、当初より予定していたイタリアでの在外研究を2022年8月4日より始めることができた。在外研究では、当初予定していた研究目的を拡張し、在外研究先についてもパルマ大学に加え、ミラノ工科大学でも積極的に研究活動を実施した。 まずパルマ大学では、当初予定していた国際比較研究に基づくグローバル会計人養成のための会計教育研究方法に関して、特にオンライン学習環境を介した研究を継続した。すでにパンデミック中に収集していたデータを活用して、分析を行った。海外共同研究者とは毎週パルマ大学で打ち合わせを行い、論文執筆に向けて調整を行なってきた。また、パルマ大学ではヨーロッパの4つの大学(グルノーブルビジネススクール、エストニアビジネススクール、ポルト国際大学、パルマ大学)と共同しプロジェクト型学習(PBL)をグローバルに展開する授業にも参加した。この教材はオンライン環境と対面授業を活用して効果的・効率的にグローバルビジネス教育を展開するグローバルPBLとなっていた。来年度は当該授業のデザインと運営にも関わることになった。さらにミラノ工科大学では、グローバル会計人養成に関わるテーマとして新たにデザイン思考によるビジネス・パーソンのスキル開発について研究テーマを拡張して研究活動を行なった。大学では招聘していただいたProf. Claudo Dell’Era の授業に参加し、ビジネス教育としての要点を把握することができた。また今後、データ収集について協力いただけることを確約いただいた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
2022年度にはようやく新型コロナウイルス感染症の状況が落ち着き、当初より予定していたイタリアでの在外研究を2022年8月4日より始めることができた。コロナ・パンデミックにより在宅での研究活動期間が長期間あり、大学との往復移動の時間や遠隔業務による作業効率化により、申請当初より予定していた研究活動をスムーズに進捗することができたため、多くの予定していた研究目標を在外研究出発前に早く終わらせることができた。
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今後の研究の推進方策 |
本研究課題の最終年度である2023年度に実施予定の研究に必要なデータはすでに入手できており、あとはそれらを分析して論文としてまとめる作業や、国際学会での報告、国際ジャーナルへの投稿と出版を進めていくことが残された研究活動となる。また、本研究課題を次の意義のある研究テーマへと派生させる研究活動も同時に行なっていく必要があると考えている。特に、ミラノ工科大学において学んだデザイン思考を応用したビジネス教育は、グローバル会計教育に対して多くの知見を提供する可能性がある。
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