研究課題/領域番号 |
18KK0381
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分15020:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する実験
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 京都大学 (2019-2021) 東京大学 (2018) |
研究代表者 |
藤井 俊博 大阪公立大学, 大学院理学研究科, 准教授 (50706877)
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研究期間 (年度) |
2019 – 2023
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
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キーワード | 宇宙線 / 極高エネルギー / 大気蛍光 / 宇宙線観測 / 大気蛍光望遠鏡 |
研究実績の概要 |
宇宙空間で最も高いエネルギーを有する極高エネルギー宇宙線は、その莫大な運動エネルギーのため宇宙磁場で曲げられにくく、宇宙線の起源および加速機構を 明らかにするための次世代の天文学として期待されている。本研究では、現在の感度を飛躍的に向上させ、極高エネルギー宇宙線を使った次世代の天文学を開拓するために開発している低コスト型の新型大気蛍光望遠鏡を使い、現在稼働中の宇宙線観測装置(テレスコープアレイ実験、ピエールオージェ観測所)のエネルギー較正へ発展させる研究計画である。2022年度は、ドイツカールスルーエ工科大学への渡航を実施し、ピエールオージェ観測所のグループの研究者らとエネルギー較正の実現へむけた議論を進めた。特に、系統誤差を小さくするための共通光源の開発、解析ツールや物理モデルの違いなどを重点的に確認することができた。しかし、予定していたアルゼンチンへの渡航はまだ実現できておらず、予定よりも遅れている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルスが猖獗を極めていたため、遅れていたドイツへの渡航は実現できたものの、アルゼンチンへ渡航のはまだ実現できていないため、予定より遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
渡航予定国での新型コロナウイルスの感染状況を確認するため、今後も受け入れ研究者と2ヶ月に1度オンラインにて議論を続けていく。状況を確認しながら、安全に十分配慮した上で、可能であれば本年度にアルゼンチンへの渡航を実施する。
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