研究課題/領域番号 |
18KK0387
|
研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物性Ⅰ
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
蓑輪 陽介 大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 助教 (50609691)
|
研究期間 (年度) |
2019 – 2022
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
14,820千円 (直接経費: 11,400千円、間接経費: 3,420千円)
|
キーワード | ナノ粒子 / 浮揚オプトメカニクス / フィードバック冷却 / 浮揚エレクトロメカニクス / Paul trap / 微粒子 / イオントラップ / 光トラップ / オプトメカニクス |
研究成果の概要 |
光や電場などを用いて、真空中に捕捉され浮遊した状態にある微粒子に基づくシステムは、支持物のない理想的な機械振動子の一つとして注目されている。このような浮遊した微粒子を対象として、その重心運動を測定し、その測定結果をフィードバックすることで、運動を制御する事が可能となる。本研究では、汎用かつシンプルな新たな運動の測定手法を提案・実証した。さらにこの測定手法を用いることで、重心運動の冷却が実際に可能であることを示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界的に立ち上がりつつある、真空中の浮遊微粒子システムにおいて、トラップするための手法によらずに適用可能な、重心運動測定技術を提案した。この測定技術はシンプルでありながら、リアルタイム性が確保されており、実際に重心運動の冷却にも利用可能である。また、この手法はCMOSカメラによる画像取得とマイクロコントローラによる画像解析に基づくものであり、顕微鏡システムなど、別の技術への応用も可能であると期待される。
|